※こちらの記事に書かれている内容は、現在検証中です。まだ結果は出ていませんので、内容自体が間違っていることもあります。
ネペンテスを栽培する上で、最も重要なのは、いかにして立派な捕虫袋をつけさせるかということだと思います。
捕虫袋をつけないネペンテスなど、もはやネペンテスではありません!
そこで、ネペンテスの捕虫袋はどうすればつくのか検証してみました。
我が家のネペンテス事情
現在、我が家では、ネペンテスを3つ栽培しています。
それは以下の3つです。
アトラクティブフソーはまだ買ったばかりなのでいいとして、問題はあとの2つ!
去年の夏に購入してからというもの、袋をつけたことがありません。
購入時には袋がついていたのですが、あっという間に枯れてしまい、その後今日に至るまで一度も袋をつけたことがありません。
さすがにこれはマズイ!と思い、今更ですが、本格的に対策を講じることにしました。
ネペンテスが捕虫袋をつける理由
まずはネペンテスが・・・というか、食虫植物全般に対して言えることですが、なぜ、食虫植物が虫を捕まえて、虫から養分を得ているかということです。
それは虫が貴重な栄養源だからでしょう。
虫を捕らずにはいられない環境で生きているのです。
ディスカバリーチャンネルでやっているサバイバル番組の参加者のようですね。そもそも食物がない極限状況にいるから、「え?そんな物まで!」と思ってしまうような生き物を手あたり次第捕まえて食べる。
したがって、ネペンテスを虫でも食べなきゃやってらんないよ!という環境に置けば良いのです。
ネペンテス栽培環境改造計画
先に述べたように、ネペンテス自身に虫を捕ってもらうべく、栄養源を絶ちます。
まさにスパルタ。
用土を変える
最初に疑うべきは用土でしょう。
用土に含まれている養分のせいで、ネペンテスに袋ができない可能性があります。
また、ただ単純に、用土が合わなかったということもあり得ます。
我が家では、gayaを水苔、アラタを食虫植物の土で栽培していましたが、枯れることもなく、葉も出てきていましたが、袋はできませんでした。
ちなみに水苔は、微量ですが養分が含まれているそうです。
そこで、両方とも鹿沼土単体に変更することにしました。
このような具合に・・・
葉を除去する
葉がなかったら光合成ができなくなるから、そんなことをしたらダメなんじゃないの?
確かに植物が生きていくためには、葉は重要です。
しかし、ネペンテスに袋をつけさせるためには、多すぎる葉は不要なのです。
なぜ葉が多いと袋をつけないのか?
立派な葉がたくさんついていたら、健康的にちゃんと育っていると思いますよね?
それが問題なのです。
葉がたくさんある→たくさん光合成ができる→光合成だけで生きていける
ということになります。
したがって、光合成だけで生きていけなくする(袋をつけさせる)ために、葉の枚数を減らすのです。
どの葉を除去する?
残す葉と除去すべき葉を選別します。
まず、即除去するべき葉は、
- 枯れた袋がついている葉
- 変色した葉
です。
個人的には、このまま生やしておいても袋ができないであろうと思う葉も除去しています。
これは個人の感想になりますが、袋ができる葉は、触った感触がそうではない葉と違うような気がします。
袋ができる葉は、葉に厚みがあり主脈がしっかりしているように感じます。
簡単に言うと・・・”やる気のある葉っぱ”という感じ。
こういう葉とまだ開いていない葉、開いたばかりの葉は残しておき、今回、バッサバッサと切ってみたところ・・・
こんなに切ってしまいました。
今回は、蔓が伸びたけど、長らく袋ができない葉も切ってしまったのですが、後からこういう場合は、蔓だけを切るという方法もあるということを知りました。
最終的に残ったのは3枚だけ・・・どんだけ役立たずの葉を飼っていたんだかw
ちなみに、アトラクティブフソーの葉も変色しているものを2枚ほど切りました。
このような感じで変色している葉は、光不足だそうです。
蔓の先端に霧吹きで水をかける
また、どうしたらネペンテスが袋をつけるようになるのか調べていたところ、蔓の先端に霧吹きで水をたっぷりと吹きかけるという方法があるということを知りました。
他には、蔓の先端が何かに触れっぱなしになった時に袋ができるという方法もありました。
どちらの方法も、蔓の先端に何らかの刺激を与えるという点で共通しているのではないかと思いました。
蔓の先端を何かに触れっぱなしにさせるというのはハードルが高いと感じましたので、霧吹きの方を選択することにします。
台の上に載せて育てて、たまたま蔓の先端が台に当たりっぱなしになるとか、たまたま蔓の先端が隣に置いてある植物に触れっぱなしになるとか・・・ちょっと無理。
後記
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
ネペンテスに袋をつけさせるためのスパルタ式栽培方法についてまとめてみます。
- 栄養分のない用土を使用する←土から養分を摂取させない
- 余計な葉はさっさと切り取る←光合成は最小限に!
- 蔓の先端に霧吹きで水をかける←刺激を与える
しばらくはこの方法で様子を見たいと思います。
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